【おすすめ】心の距離感と体の距離感のメカニズム【知りたい10選】

心の距離
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心の距離感と体の距離感って比例するって知っていましたか?

このお話は結構有名なので、テクニックはいろいろ出ているのですが

その「心の距離と体の距離の関係のメカニズム」まで解説はありませんでした。

当時、私は営業や接客をしていた時、小手先のテクニックを使うもののうまく機能せずに悩んでいました。

もし、心の距離感について理解できたら・・・と思っている方におススメの内容となっています。

それでは、心の距離感体の距離感についてのメカニズムについてのお話を進めていきたいと思います。

 

心の距離感と体の距離感は比例する。癒しの技術

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距離

 

体の距離を判断しているのは、ズバリ「肌」が判断しています。

なぜなら、私たち人間は太古から「ストレスと癒し」を必要としてきました。

人と人は触れ合いを通してお互いの「肉体的な痛み」「精神的な痛み」を癒してきました。

 

しかし、現代社会では人とのコミュニケーションなどは、インターネットで解決してしまい

直接、相手と目を見たり、触れ合うと行ったコミュニケーションが希薄になりつつあります。

その直接のコミュニケーションが希薄になるということは「ストレス中和してくれるホルモンが分泌されにくく」なり、ストレス過多な時代になっているのが今の現状です。

ですので、そんな時代だからこそ、身近に寄り添ってくれる人が大切にされる時代とも言えます。

それでは、その判断している「肌」についてお話を進めていきたいと思います。

 

手当とは

手当て

 

手当とは、人間だれしも持っている生まれつきの「癒しの技術」なのです。

 

 

なぜなら、手の平で触れることで『オキシトシン』が分泌され、自己免疫力があがり快を得てまたその人の近くにいたいと思うのです。

 

例えば、看護師さんが患者の背中をさすり、認知症患者の手を優しく握ると穏やかな表情になります。

このように、人は他者の苦痛に対して自然に手を当てて癒してきました。

またその手当てに対しての実験もありましたので紹介したいと思います。

 

アメリカの 社会心理学者 ジェームズ・コーンさんの実験

手順:夫婦に実験に参加してもらい、妻に電気ショックを与えた時の脳の反応を調べる。※実際には流していません。流す直前の脅威を測定します。

方法:

① 誰とも手をつながない。

② 他人と手をつなぐ。

⓷ 夫と手をつなぐ。

結果:⓷の夫と手をつないでいる時の反応が一番弱かった。

結論:親密な人から触れられると脅威が軽くなることがわかった。

 

それでは、皮膚に触れていない場合はどうでしょうか・・・

その研究もありますので紹介したいと思います。

 

アメリカの心理学者 サイモン・シュナルさんの実験

手順:実験の参加者を傾斜のあるふもとに連れていき、その坂の角度について推測してもらった。

方法:

① 一人で測定。

② 他人と一緒に測定。

③ 親しい友人と一緒に測定。

結果:

③の親しい友人と一緒に測定した方が緩和効果が大きかった。

結論:

物理的に全く同じ傾斜でも、信頼している人が近くにいるだけで、険しく感じられなくなったのである。

 

この二つの実験で分かったことは

親しい友人と一緒にいるだけで周囲の見え方や苦痛の感じ方さえも変わってしまう

のであった。

 

ですので、私の定義する「手当て」とは

「直接触れる以外でも、一緒にいる事も含めた行為」

こそが人を癒すことであり

それを『触れ合い』だと位置づけています。

 

 

それでは今回は「触れる事」について考えましょう。

 

「直接触れ合う」と何が起こるのか?

触れ合う

 

人は人に触れられると安心したり、癒されたり」します。

なぜかというと、「触れ合い」には三段階あります

 

一番大切な段階で「生命維持レベル」で考えた場合

生まれたばかりの赤ちゃんが体温が低下しないように養育者が「触れて保温すること」だったのです。

 

二番目の「情動レベル」では

赤ちゃんにとって、養育者に守られていて「安心できる快の気持ち」が芽生え、抱かれるたびに安心することを幾度となく繰返すことで、不安や恐怖・ストレスなどから癒す行為「愛」と呼びます。

 

三番目は「認知レベル」です。

「安心できる快の気持ち」から関係性を深めてくと「愛着」となりそういう人を「信頼」するようになり、「認知レベル」で理解するようになります。

 

このように、「生命維持レベル」から「認知レベル」まで階層構造を成しているのか次の図になります。

 

認知レベル 情動レベル 生命維持レベル

この階層についてもう少し詳してく見ていきましょう。

 

一番大切な生命維持レベル

オキシトシンとは

 

この階層の中で一番大切なのは、

一番下の「生命維持」になります。

 

あたり前の事ですが、「人は体温を維持しないと生きていくことができない」のです。

 

身体の体温は二種類あり

  • 皮膚温(表面の体温)
  • 深部体温(身体の中の体温)

の二種類があります。

 

  • 皮膚温は環境の変化に応じて変化します。
  • 深部体温は環境の変化によらず一定であります。

深部体温は「30度~44度」の間であり、それ以上かそれ以下になると死に至ることになります。

そして、この「皮膚温」「深部体温」の落差があり

深部で代謝活動して熱を作り皮膚から熱を逃がしているのです

 

例えば、体温が1℃下がると

  • 基礎代謝 12%低下
  • 体内酵素  5%低下

してしまうのです。

体温の低下は自己の生存にとってデメリットしかないのです。

 

動物の場合ですが

デグと呼ばれるネズミは単独でいるよりも

集団でいる方が代謝が4割も減り

また皮膚の表面温度が高いことがわかっています。

 

ですので、「体温を維持できないと、生きていくことができない」のです。

 

ストレスを感じる皮膚

ストレスを感じる

 

ストレスを感じると体温を低下させ、代謝や免疫機能まで弱めてしまいます

なぜなら、皮膚は深部体温を守るために最初の門番になっています

当然、「生命維持」をするために、体温は大切なので温度の違いを察知したら、脳へ一番速く知らせるのです。

 

例えば、暖かい家から寒い外に出る場合「鳥肌が立つ」という現象が起こり、ドアを開ける前から体温の放出を妨げています

 

そして、「心理的作用」とも密接に関連しています。

 

人間は恐怖を感じた時も鳥肌が立ちます。

 

また、仲間はずれにされて孤独を感じた時に「指や鼻や額」の温度が下がることがわかっています

 

これは、ストレスによって交感神経が優位になり、血管が収縮し血流が低下します。
▶ストレスについてはコチラの記事が参考になります。

よく「顔面蒼白になる」とか「肝を冷やす」というが、実際に体温が下がっているのです。

赤ちゃんの研究でも、ストレスを与えると「鼻や額」の温度が下がることがわかっています。

 

このようなことから、ストレスを感じると体温を低下させ代謝や免疫機能まで弱めてしまいます

 

皮膚を温めると心が温まる

心が温まる

 

人は皮膚を温めると、人に対しても温かくなります。

今回は実験がありますので、そちらからご紹介したいと思います。

 

アメリカの行動経済学者 ローレンス・ウィリアムズさんとジョン・バーグさんの実験で

手順:

① 実験参加者を「心理学の実験室」に案内をする。

② エレベーターの中で、実験者がメモを取る間に持っているコーヒーを持ってもらう。【その時のコーヒーは「温かい」or「冷たい」】

③ 実験室に到着後、参加者には「ある人物のことを書いた文章」を読んでもらう。

④ その人物の印象について評定してもらう。

結果:

・ 手に温かいコーヒーを持った人は、他者の人格を「親切」「寛容」だと判断した。

・ 更に実験のお礼として二つのプレゼントを用意した。

    • 友人へのギフト
    • 自分用の品

どちらかを選んでもらうと「手を温めた人」「友人へのギフト」を選ぶことが多かった。

結論:人は皮膚を温めると、人との距離が近くになることや信頼しやすくなる。

ですので、人は皮膚を温めると、人に対しても温かくなります。

 

また同じように、台湾の心理学者 ホング・ジウェンさんの実験より

手順:

実験参加者に、

  • アイスティー
  • ホットティー

を飲んでもらって体温操作をした後に

  • 恋愛
  • アクション
  • ホラー
  • コメディ

の4つのジャンルを選んでもらう。

結果:アイスティーを飲んだ参加者は恋愛映画を好む傾向がわかった。

結論:身体が冷えて、心も冷たくなった参加者は恋愛映画を見て心を温めたくなったのであった

また、暖かい部屋と寒い部屋でも同じ傾向になりました。

 

うつと体温制御

 

 

人は

「人に触れられるだけで癒される」

のです。

 

なぜなら、「皮膚の表面の温度が上がる」と「深部体温が下がり」、「セロトニン神経が活発になる」からです。

その実験データがあるので紹介したいと思います。

 

アメリカの心理学者 チャールズ・レイゾンさん達の実験です。

手順:ネズミの皮膚に温かい刺激を与える

結果:脳幹セロトニン神経が活発になることがわかった。

そして、この動物モデルを参考に実際のうつ病の患者に対しての実験がありました。

 

ドイツのカイユ・ハヌシュさんの実験より

手順:水冷式赤外線ランプ使って2時間に1回、患者の皮膚を温める

結果:「実験前の深部体温」と比べて多くの患者が「深部体温が低下」し、うつ病の症状も下がった

結論:うつを治すために効果があり、そのためには皮膚を温めるのが良いと言う事がわかった。

それでは「人に触れられると」触れられた人の皮膚温はどう変化するのか」

その実験も紹介したいと思います。

 

アメリカ ジュネーブ大学心理学博士号を取得した アマンダ・ハーンさんの実験より

手順:参加者の女性にたいして、実験者から触れられた時の温度を計測

結果:参加者の「顔や首」に触れられた時、「腕や手の平」に触れられたときよりも温度が高くなることがわかった

結論:人に触れられているだけでも触れられた人の皮膚温は上昇するのだ。

こうして「皮膚は触れるだけでも温度は上昇し」うつの症状も緩和し、「セロトニンの分泌量が増え安らぎを感じる」のです。

ですので、人は「人に触れられるだけで癒される」のです。

 

触覚は感情に直結している

 

触れられて気持ちいい

 

触覚は感情に直結しています。

なぜなら、「C触覚繊維」と呼ばれるものが

  • 触れて気持ちいい
  • 触れた感触が気持ち悪い

といった感情と関わる神経があるからです。

 

例えば・・・

ゆっくりとマッサージするような刺激を受けると、

  • リラックスしたり
  • 気持ちが安らいだり

するのは、「C触覚繊維」が刺激されるからです。

 

この「C触覚繊維」心地いいと感じる物理的な条件というものがあります。

その条件は・・・

  • 秒速3cm~秒速10cm(ピークは秒速5cm)程です。

この速度で動く刺激に対して活性化します。

 

※秒速5cmは大体、桜の花びらが下に落ちるくらいの速度で秒速10cmはアリの歩行速度くらいです。

 

また、「C触覚繊維」が活性化すると、脳内で「セロトニン神経」が活性化することが判明しています。

逆に「速すぎたり」「遅すぎたり」すると、交感神経が優位になり覚醒水準が上がってしまいます。

ですので、「C触覚繊維」を刺激することで安らぎホルモンの「セロトニン神経」が活性化し、触れるのが速すぎたり遅すぎたりしてもイライラします。

このような事から、触覚は感情に直結しています

 

人の気持ちが解るのはC触覚繊維のおかげ

オキシトシン

 

私たちの脳は

「他者の行為をまるで自分がしているかのように認識しいています。」

なぜなら、

脳内には「ミラーニューロンシステム」があるからです。

 

「ミラーニューロン」とは

他者がある動作をした時や

自分が動作をした時にそれを見た人が、同じ脳の部位が反応することです

単純に、相手がしている行動を見ているだけで自分がしているような気分になる感じです。

 

この「ミラーニューロンシステム」のおかげで、人の感覚や感情を理解することができるのです

 

この「ミラーニューロンシステム」は1996年に猿の研究においてイタリアの研究者により偶然見つかったものです。

 

例えば、人の腕をなでられているのを見るだけで、自分自身がなでられた時に同じ脳部位が反応します。

 

しかし遺伝病で、「C触覚繊維」少なくなってしまう病気があり

その患者の目の前で他者をなでるところ見せても快適さの評価は低いのでした

 

また虐待を受けていた人の場合

「赤ちゃんが母親に優しく抱っこされているのを見ている」

だけで苦しくなったりするのです。

 

これは、母親から触れられたときの痛みや苦しいことを基に、相手の感覚や感情を推測しようとするからです。

 

そして、相手の心を推測するには

「何より自分がその経験をしていないと相手の感覚を推測できない」

のです。

 

ですので

「他者の行為をまるで自分がしているかのように認識しています。」

 

特に自閉症の方には、マッサージなどで触れてあげる事で安らぎを伝えることが効果的とも言われています。

 

生存本能

死への恐怖

 

私たち人間は大なり小なり「死への恐怖」あります。

 

なぜなら、「大脳基底核」の機能として「生きたい」という強い意識が働くからです。
▶大脳基底核の内容についてはこちらで徹底解説していますのでご参照ください。

この「死への恐怖」に関する研究がありますので紹介したいと思います。

 

オランダの心理学者 サンダー・クーレさんの実験より

手順:

子供たちに「死への不安」を煽る文章を読ませたあと、実験者が肩甲骨あたりに軽く触れてその時に感じている「死ぬことへの不安」について評価した

また、子供たちの自尊感情も評価した。

結果:

自尊心が高い子供はタッチされても不安は低下しなかった

しかし

自尊心が低い子供は触れているだけで不安が大きく低下した

結論:

特に自尊心が低い子供に対し、タッチは有効に働くと言えます。

実はこの後の実験で

同じように「死への不安」を煽ったあと、テディベアのぬいぐるみを膝の上に抱くことで、不安が低下したのです。

 

この効果に関しても

「肌」への柔らかくて、快適な刺激があることで

「C触覚繊維」が有効に働き皮膚が温まったことも関係しています。

 

まとめ

まとめ

心の距離と体の距離のメカニズムについて「触れ合い」についてお話を進めてきました。

その「触れ合い」は、一緒にいるだけで

精神的な痛みを和らげ「安心できる気持ち」を与えてくれます。

 

そもそも「触れ合い」の目的は

「体温維持」であり、「生命維持レベル」で必要だったのです。

 

ですので、本来人間は「触れ合う」ことを必要に思って「生きている」のです。

 

しかし幼少期の記憶から

母親からの触れ合いが恐怖として脳に刷り込まれていたら

「自分を守る」ために距離をとり心を閉ざしてしまうのです。

 

只、それでも人間は、柔らかくて温かいものに触れることで、不安が和らぎ安らぎを感じることができるのです。

大切に思っている人との心の距離を縮める方法の一つとして、

「近くのカフェで温かいコーヒーを飲みながら、フワフワなパンケーキ美味しかったから一緒に食べ行きませんか?」

なんていう、お誘いから始めてみるのもいいかもしれませんね。

 

本日は以上となります。

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございます^^b

 

 

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