新しく職場にはいったものの、中々周りの人達と馴染めなくて困っていることありませんか?
私も、自分の趣味が好きでお誘いを断って、周りから孤立していた悲しいときありました。
仕事は遊びではないけども、楽しく過ごせたらどんなにいいか・・・
上司と仲良くできたらどんなに仕事がやりやすいか・・・
そんなある日「心理学」に興味を持ち勉強し、
実行し始めたら、周りの人たちが変わり始めました。
そんな困っている人が精一杯頑張って
この記事を書かせて頂きますので
最後までお付き合いよろしくお願い致します。
この記事を最後まで読み続けたら
- 怒りっぽい人の心理がわかる。
- お願い事が上手になる。
- 相手がついつい話したくなってしまう方法がわかる。
の3つのメリットがあります。
それでは、早速解説していきたいと思います。
目次
職場で孤立しないための心理学について
それでは、今回の記事の流れをご説明していきたいと思います。
- 敵意帰属バイアス 【怒りっぽい人の心理】
- イエスのメンタルセット 【ハイを言いやすくする方法】
- インタビュー効果 【ついつい話してしまう方法】
- 叱り方のマナー 【相手を傷つけない方法】
の4つになります。
特にこの4つは上司や部下はもちろん仕事をお願いする人に使えます。
特に1~3については、明日からでも使えるので是非覚えましょう。
職場で孤立しないための心理学について① 敵意帰属バイアス
なんであの人って怒りっぽいんだろう!?そう疑問に思ってる方に必見です!!
敵意帰属バイアスとは
相手の行動から悪意や敵意を感じてしまう認知の歪み
のことです。
お話を深堀する前に、帰属とバイアスについて先にご説明したいと思います。
帰属とは「~のせいにする」ことです。
オーストラリアの心理学者のハイダーさんが提唱おり
「自分がミスしたのが申し訳なかった・・・」
こうして自分のせいにすることを、内的帰属といいます。
「あいつが悪い、ふざけているか!」
このように、人のせいにすることを、外的帰属といいます。
社会心理学者では、この傾向がとても大切な考え方となります。
バイアスとは「偏った認知」です。
偏った認知とは、偏見や決めつけの事です。
なぜ人は偏った認知が必要なのかというと
過去の経験から、危険な目にあった時の一番印象に残った記憶で全てを判断をしなければ、逃げ遅れたりして生死の危機に関わったからなのです。
例えば・・・
幼少期の時に秋田犬と田んぼで遊んでいたら、噛まれてひどく辛い目にあった。
という事実があったとします。
その経験から犬というものは、いきなり噛んできてひどい目にあわす動物だ!
という偏った認知となり
噛んだ秋田犬でもないに、犬を見ただけで逃げだしてしまうわけです。
そして話は戻りますが「敵意帰属バイアス」の傾向が強い人は
攻撃的な性格になりやすく
さらに強いと反社会的行動を取る人もいます。
なぜこのような状態になってしまうかというと
オキシトシンの受容体(レセプター)が
十分に機能していないからだと言われています。
これは以前『オキシトシン』の記事を書いたときに説明しましたが
幼少期の頃に親の愛情を十分に受けていないと、オキシトシンの受容体が十分に育たず将来キレやすかったり、引きこもり気味の子どもに育ってしまうのです。
▶キレやすい人についての参考のURLはコチラです。
ですので、「敵意帰属バイアス」の特徴としては、過去の愛情不足や恐怖が原因となっているので、対処法としては2つあります。
1つは相手に愛情をもって接することです。
例えば、愛情をもって接するということはオキシトシンの分泌を促すことで、感謝であり相手の言葉を受け止めてあげる事です。
2つ目は相手よりさらに怒りの感情を出すことです。
敵意帰属バイアスは過去の恐怖が原因なので、更に危険な目に合うと感じたら相手の怒りは収まるのです。
但し、関係性を良くするのであれば、前者の方をオススメします。
このような内容から
敵意帰属バイアスは相手の行動から悪意や敵意を感じてしまう認知の歪みということになります。
他にもいろんなバイアスの種類がありますので、ご紹介したいと思います。
行為者・観察者バイアス
自分本位なバイアスで、他人が間違えると「不注意」と思い、自分が間違えると「環境や課題に問題がある」と感じる。
日本人の場合は
- 成功は「運や環境」
- 失敗は「努力不足」
というバイアスになりやすいです。
大切なのは内的要因と外的要因両方の要素が重なって、結果につながるわけです。
セルフ・サービング・バイアス
自分の都合の良いように考えるバイアス。
正常性バイアス
自然災害などに遭遇しても「自分は大丈夫」と考えるバイアス
逃げ遅れてしまう原因になります。
人間関係を円滑にするのに一番重要なのはバランスです!人は偏った考え方をしやすいということだけ覚えておきましょう!
職場で孤立しないための心理学について② イエスのメンタルセット
大切なお願い事を簡単に頼めるようにしてみませんか!?
イエスのメンタルセットとは
簡単なお願い事を続けることで、相手にイエスという心構えがでる
ことです。
まずは、このお願い事のサイクルを見ていきましょう!
1.ペン取ってもらってもいいですか?(お願い事)
2.はいどうぞ。(やってあげる)
3.ありがとうございます。(感謝という報酬)
このように、小さいお願い事からしていくことで
相手に感謝の報酬を与え続けることで、「信頼関係」が構築しやすくなってきます。
そして最後に本命のお願いをしたときには、断りずらくなっている
というメカニズムになっているわけです。
それでは活用方法について見ていきましょう。
まずはこちらのメンタルセットとして
「イエスを相手に言わせてあげると、リラックスする」
ということを念頭に置いておきましょう。
恋愛バージョン:
連絡先を聞く方法
1.雑談(身近な話)からはいり、常に共感することに徹する。
2.関係を深堀するために、プライベートの内容(休日など)の会話をする。
その後に、Twitter → ライン → 電話番号といった形で連絡を教えて欲しいとお願いしていくとスムーズに聞けます。
このように、唐突なお願い事をせずに、小さいお願い事からコツコツしてあげましょう!
職場で孤立しないための心理学について③ インタビュー効果
人の話を聞く姿勢を覚えましょう!
インタビュー効果とは
メモを取りながら話を聞くと、相手は好印象を抱きやすい。
という心理学のテクニックです。
もうこれは単純に一生懸命に聞かれていると思ったら、丁寧に説明してあげようという
【返報性の原理】が働いているからです。
特に目上の方に対して効果が高いので、どんどん活用していきましょう。
只、あいづちを打つよりも、会話の潤滑油になる効果があるので
思わぬ情報を聞き出すこともできます。
職場で孤立しないための心理学について④ 叱り方のマナー
叱り方のマナーについて、意外と知らない人が多いです!
叱り方について気を付けること
怒りの感情を込めてしまうと、「怒りの感情をぶつけられた」という認識が大きくなります。
ですので、感情をぶつけるのではなく「事実のみを説明する」ようにしましょう。
叱り方のポイントについてご説明していきたいと思います。
1.みんなの前で叱らない。
2.すぐ叱る
3.短く叱る
この3つを守らないと、相手は侮辱された記憶だけ残り、信頼関係が崩れてしまうでしょう。
次は叱り方のコツについてご説明していきたいと思います。
【かりてきたねこ】
か 感情的にならない
り 理由を話す
て 手短に
き キャラクターに触れない
た 他人と比較し過ぎない
ね 根に持たない
こ 個別に叱る
この7つのコツを守れば、叱った後も関係性が崩れることはありません。
職場で孤立しないための心理学のまとめ
それでは、職場で孤立しないための心理学のテクニックについてまとめていきたいと思います!
今回の記事のまとめ
【職場で孤立しないための心理学】を覚えるメリット
職場で気まずい雰囲気を作らずにできるので、仕事が全体的にはかどりやすくなる。
【職場で孤立しないための心理学】とは
① 敵意帰属バイアス
- 相手は何か自分の都合が悪い状態になると、敵意があると思ってしまう。
対処法:
- 感謝や謝罪などの言葉で相手の気持ちを受け止めてあげる。
- 相手よりも強い感情を出すこと。
② イエスのメンタルセット
- 簡単なお願い事を続けることで、相手にイエスを言いやすくする。
方法論:
- 服置いといてもらってもいいですか?
- ペンを取ってもらってもいいですか?
等々の簡単なお願い事をして、相手に『ありがとう』をお返しすることで自然と『信頼関係』が築きやすくなる。
③ インタビュー効果
メモを取る動作を見ると、真剣に聞いてくれてると思い、相手も真剣に話してくれることでより深い信頼関係を築ける。
方法論:
常にメモ帳とペンはもっておくこと。
④ り方のマナー
怒りを込めた叱り方だと、相手は「怒りの感情をぶつけられた」という印象だけが残り、信頼関係が一気に崩れてしまうので、「事実のみを説明する」ようにしましょう。
【叱り方コツ】
- か 感情的にならない
- り 理由を話す
- て 手短に
- き キャラクターに触れない
- た 他人と比較し過ぎない
- ね 根に持たない
- こ 個別にしかる
過去の記事の内容と組み合わせながら、職場でこれらのテクニックを活用して、働きやすい環境を作ってくださいね!
はい!明日から早速使ってみます!