
人に「イエス」を言わせるのうまい人みかけたことありませんか?
実はあれって自分の周りにある「見えない法則」が働いているからです。
今回からはその「見えない法則」を説明していきたいと思います。
かなり強力なロジックで私も活用していますが・・・悪用しないでくださいね。
リラクゼーションに必要な心理学とは①
今回からリラクゼーションの営業や接客に必要な心理学のテクニックを紹介したいと思います。どちらかというと、より「セラピー」に近い内容になってくるかもしれません。
① 返報性の法則
② コミットメントと一貫性の法則
③ 社会的証明
④ 好意
⑤ 権威
⑥ 希少性
の以上となります。
これは以前に『無意識と意識』でお話した「システム1とシステム2」のお話で、「システム2」の熟考型で考えるのではなく「システム1」の反射的に思ってしまう法則です。
そして、「爬虫類脳」や「哺乳類脳」でお話した通り、「人間脳」に関係なく、影響力の強い「爬虫類脳」や「哺乳類脳」に直接語り掛けるため、『脳内物質』が枯渇している状態では回避することは難しいのです。
ですので、最強の法則の一つになるのです。
本日は「返報性の法則」から説明していきたいと思います。
返報性の法則

返報性の法則って単純に「他人がこちらに何かしらの恩恵を施したら似たような形でそのお返しをしなくてはならない」というものです。
なぜなら、人間社会ではこのルールを守らないと、「なんだあいつは!」と思われてしまい、仲間はずれにされてしまいます。
例えば・・・
幼い頃から「あいさつしたら、ちゃんとあいさつをする!」とか「お土産をもらったらちゃんと返す」とか親から強力に学習されているので、「無意識に繰り返しインプット」されています。
「他人がこちらに何かしらの恩恵を施したら似たような形でそのお返しをしなくてはならない」と・・・
返報性の法則の具体例
クリシュナ協会という歴史ある宗教団体がありまして、主要な財源は・・・
公共の場所で協会員が通行人から得る寄付金だそうです。
最盛期で、全米と外国・・・321箇所も協会支部をもっていました。
つまりは321箇所を維持できるくらい公共の場所で協会員が通行人から寄付金を集めていたのです。
その方法は歩いてる人に「花を一輪プレゼント」したのです。
そして勧誘者は・・・
- 「いいえ、これは私たちからのプレゼントですから」
- 「いいえ、これはクリシュナ協会からの贈り物ですから、どうぞお持ちになってください」
- 「ただ、会の素晴らしい活動を一層発展させるための寄付をいただけるなら有難いのですが・・・」
と協会への寄付を頼み、要らないと言って返すことも出来ない状況に追い込まれるのです・・・
通行人は迷います・・・
上半身をのけ反りながら・・・でも足は立ち去れずに迷う・・・
この花をもらって何も返さずに帰ってしまってもいいのか??
と迷ったあげく、1ドル、2ドル寄付して
「これでいい人に見られるなら、まぁいいかな~」と自由になれてよかったと思い帰るのです。
因みに、花はゴミ箱に大体捨てられていたのですが、クリシュナ協会ではその花びらをひろって再利用していたそうです。少ししなびていても寄付の確率は変わらないそうです。
只、今ではクレームが殺到して、空港などでは募金活動は禁止されています。
いらない花を一輪もらって、寄付金を求められたら苦しみながらも結局応じてしまう・・・
これくらい「返報性の法則」は反射的で強力なのです。
返報性の活用方法
先程の具体例からもう一つ強力な法則が作用しています。
それは「 お願い 」です。
この「お願い」に関しては『エンドルフィン』でも説明しましたが
人は人に感謝された時に精神的な報酬を得られて幸せを感じるのです。
▶エンドルフィンに関してコチラで解説してあります。
ですので今回のノウハウの一つとして
「 お願い + 与える 」です。
私たちは「借りを作ったまま」という状態は非常に居心地が悪いものです。
反射的に借りは返そうとするように、「幼い頃から訓練された無意識の習慣」があります。
もっと恐ろしいのが、この「習慣化の法則」です。
これはまた別の機会にお話しします。
「返報性の法則」の具体的な方法は・・・
- 「この間おごってもらったから、今日は私が払うね!」と言って、次のアポを取り付ける。
- 「スーパーで試食したから一個くらいは買う」とか。
- 「無料でプレゼントもらったから、このくらい買ってもいいかな」とか
まずは、こちらから何か施すことです。
まとめ

返報性の法則とは単純に他人がこちらに何かしらの恩恵を施したら似たような形でそのお返しをしなくてはならないというものです。
幼い頃から、親から強力に学習されているので、「無意識に繰り返しインプット」されています。
「返報性の法則」は寄付金の活動でも活用されており、少ししなびていても寄付の確率は変わらないのです。
今ではクレームが殺到して、空港などでは募金活動は禁止されるくらい強力な法則なのです。
そしてもう一つ強力な法則が作用しています。
それは「 お願い 」です。
なぜ強力な法則かというと、人は人に感謝された時に精神的な報酬を得られて幸せを感じるのです。
ですので今回のノウハウの一つとして「 お願い + 与える 」です。
私たちは、恩を受けたら、借りを返そうとする強い習性があります。
よって、相手にイエスと言わせたいのであれば、最初にこちらから
- 相手に恩を売る。
- 親切にする。
- 贈り物をするのです。
全ては自分からなのです・・・
今回は以上となります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます^^b
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