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私も、仕事で職場でミスが続いて印象が悪くなって気まずくなったことはよくあります。
【初頭効果】や【親近効果】などで一度悪くなった印象を取り戻すのは難しいです。
しかし、安心してください。
好印象を与える心理学はいくつかあり、誰でも簡単に行えます。
今回の好印象の良くする4つの型を覚えれば
メリット
- 相手に好印象を持たせ、信頼してもらえる。
- 最初の印象が悪くても、徐々に信頼を取り戻せる。
- 偶然好かれるのではく、計算して好かれる事ができる。
の3つのメリットがあります。




目次
恋愛でも使える好印象を与える心理学
それでは今回紹介する好印象を与える心理学のテクニックは
- 単純接触効果
- ハロー効果
- 好意の返報性
- カクテルパーティ効果
になります。
これらの4つのサイクルを意識することで、基本的に人から好かれるようになります。
なぜなら
これらは毎日で簡単に使用できる心理効果で、知っているだけで効率的に日常を過ごせるからです。
逆に知らないと
偶然好かれたから、相手の好意のサインを見逃してしまったり
また
相手が好意を持ってもらいやすい特徴を知らないので
- 「相手はどう思ってるんだろう・・・」
- 「好かれてるのかな?このまま続けてアピールすればいいのかな?」
などと迷いが生じてそれがストレスになり、積極的にアピールできずに
- 「彼女と昨日デート行ってきた!」
- 「先月、お客さんと契約成功した!」
などと、ターゲットを取られる可能性があります。
ですので、そうならないために是非覚えましょう!
この記事を読んで頂いた方に、より良い生活を送れるように
確実な根拠をもとに説明していきたいと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
恋愛でも使える好印象を与える心理学① 単純接触効果
単純接触効果とは
初めは、警戒したり興味がないものでも
何度も接しているとよい感情が生まれるようになります。
なぜこのような現象が起こるのかというと、人間が一番大切にしてる欲求が「生存」になります。
この「生存」を守るために、人は常に「安心・安全」がDNAレベルで刷り込まれています。
ですので、大きい変化や新しい出来事は常に警戒しています。
たとえば!
唐突に、わけのわからない場所へ出張させられたり
目が覚めて気がついたら誰もいなかった。
等々
こんな状態になるくらいなら家で昼寝をしていた方が安心なのです。
その内容について、心理学の実験がありますのでご紹介したいと思います。
[timeline1] [name1 title=’ゴミ袋男の実験’][/name1] [tl1 label=’STEP.1′ title=’【手順】‘]ゴミ袋を被った男を決まった曜日の授業に出席させ、学生の反応を見た。[/tl1] [tl1 label=’STEP.2′ title=’【結果】‘]最初は敵意や恐怖を感じていたが、しばらくすると好奇心が芽生え話しかけるものもいた。[/tl1] [tl1 label=’STEP.3′ title=’【結論】‘]安全が確保されたという意識があると、恐怖が興味へ変わっていく[/tl1]
この実験からもわかるよう
毎日、同じ人と接していると警戒したり興味がないものでも
何度も接しているとよい感情が生まれるようになります。




恋愛でも使える好印象を与える心理学② ハロー効果


ハロー効果とは
ひとつの情報が印象を大きく左右する
というものです。
例えば・・・
美男美女って、仕事ができそうで作法もしっかりしてそうだなぁ~とか
有名な女優が使っている化粧品だから、間違いない!
等々
良い意味でも悪い意味でも
その人の良い所が輝いて見えると
他のものまでも輝いて見えてしまい
逆に悪い所が目立ってしまうと
他の所まで悪く見えてしまうのです。
これを「ポジティブハロー効果」「ネガティブハロー効果」と言います。
なぜこのような現象が起こるのかというと
古代より、自分が絶対に勝てないクマに遭遇したら
いちいち、1~10までの特徴を全て一致させてから逃げるのでは遅いのです。
一つの特徴で判断できれば、即座に逃げることができるからです。
ですので、ハロー効果とは
ひとつの情報が印象を大きく左右するのです。








恋愛でも使える好印象を与える心理学③ 好意の返報性


好意の返報性とは
これは以前の記事でも書きましたが
相手にうまく好意を伝えると相手も好きになってくれるというものです!
▶参考記事はコチラ
詳細は参考記事から見れますので、今回はその活用方法についてご説明したいと思います。
使いどころとしては
「○○さんの面白い所が好きです!ありがとう^^」
「○○くんの優しい所が好きです!ありがとう^^」
など、「面白い」や「優しい」など付け足した後に、『好きです』というキーワードを入れ込みます。
これは、催眠療法で使われている「ダブルバインド」というテクニックです。
唐突に『好きです』というと、相手の頭の中の選択肢は
「好きか・嫌いか」の二択しかありません。
しかし、接続詞や形容詞を挟み理由を添えることで、
「面白いか、面白くないか」
「優しいか、優しくないか」
の二択になり、後続の『好きです』という好意の言葉は無意識に受け入れることになります。
このような、言葉を刷り込み続けることで、相手から好意を獲得できるようになるのです。
しかし、無意識は生存欲求を一番最優先に考えますので、少しでも怪しいと思うことには物凄く敏感です。




恋愛でも使える好印象を与える心理学④ カクテルパーティ効果


カクテルパーティ効果とは
自分にとって興味があったり意味のある言葉は、無意識に聞き取れるのです。
なぜかというと
人間の脳にある神経回路(シナプス)というところは、少しスキマが開いています。
このスキマが開いている理由は、この神経回路にスキマがなく繋がっていたら
五感で感じる全ての情報が頭の中にインプットしてしまい、脳内資源が枯渇して
頭の中がオーバーヒートしてしまうからです。
ですので、人は関心のあることに絞って無駄にエネルギーを使わないように
情報を振り分けているのです。
これも実験がありますので、ご紹介したいと思います!
[timeline1] [name1 title=’イギリスの認知心理学者エドワード・コリン・チェリーの両耳分離聴の実験より’][/name1] [tl1 label=’STEP.1′ title=’【手順】‘]左右に耳に違う音声をを流し、右側の音声を聞くように指示をする。[/tl1] [tl1 label=’STEP.2′ title=’【結果】‘]指定されなかった、左耳の内容は全く覚えていなく、機械音の「ピー」という音は覚えていた。[/tl1] [tl1 label=’STEP.3′ title=’【結論】‘]意味的な情報は選択的に行われていたが、音に関しては判別できていた。[/tl1]
この実験からもわかるように、自分にとって興味があったり意味のある言葉は、無意識に聞き取れるのです。
活用方法
- 取引先で商談中に大切な話をする時に、相手の名前を連呼する。(注意を向けさせるため)
- 「お子様がいらっしゃる方限定で」「20代女性限定で」など呼びかける対象を絞る。
- 二人だけの愛称で呼び合う。




恋愛でも使える好印象を与える心理学のまとめ


今回の記事のまとめ!
【好印象を与える心理学】を覚えるメリット
- 偶然ではなく、戦略的に好意を獲得できる。
- 印象が悪くなっても、いつでも挽回できるようになれる。
- 相手に好意を持ってもらうことで、お互い仲良くなれる。
【好印象を与える心理学】のテクニック集
① 単純接触効果
- できるだけ、相手と接触して信頼関係を構築しましょう!
② ハロー効果
- 相手にとってポイントとなるスキルをアピールして好意をゲットしましょう!
③ 好意の返報性
- 『好きです』の前に必ず理由を挟んで、好意の気持ちをうまく伝えていきましょう!
④ カクテルパーティ効果
- 無意識は興味のあることは、聞き分ける機能があるので、反応が良いものがあったら、それを深堀してあげましょう!



