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「マッサージが気持ちいい理由」と「涙で癒される理由」
「マッサージが気持ちいい理由」と「涙で癒される理由」について理解できると
- お客様にマッサージをする理由をかなり説得力のある説明ができる。
- 涙を活用することによってストレスの浄化の仕方がわかる。
の2つのメリットがあります。
それでは早速説明していきたいと思います。
マッサージが気持ちいい理由
私もリラクゼーション業務をやっていて、セルフケアをしているよりも人にやってもらった方が身体が楽になることってありませんか?
これって科学的な根拠がありまして・・・
結論は「オキシトシンが分泌され特別な気持ちよさを感じるからです。」
オキシトシンとは、愛着を抱き、絆を築き、癒しや幸福感をもたらすホルモンといわれていて、オキシトシンの分泌の条件の一つとして「身体と身体が接触し刺激を受けたとき」です。
その時に「ドーパミン」や「エンドルフィン」「セロトニン」が同時に分泌され脳内レベルで気持ちいいと感じるのです。
▶脳内物質に関してはコチラから
例えば・・・赤ちゃんがこけて泣いている時に「いたいの、いたいのとんでいけ~」と言いうと泣き止んだりしますよね?
あれって人と人が触れ合うことで『オキシトシン』が分泌されると同時に、脳内麻薬の『エンドルフィン』が分泌されて、「精神的な苦痛」や「肉体的な苦痛」を鎮痛してくれるんですね。
その他にも、自分の好きなペットやパートナーと一緒にいると安心できるのは、オキシトシンの効果でもあるんですね。
ですので、オキシトシンにもいろんな「癒しホルモン」は「鎮痛ホルモン」や「快を得るホルモン」が同時に分泌されるので、マッサージを受けると「オキシトシンが分泌され特別な気持ちよさを感じるからです。」
オキシトシンの分泌条件

「オキシトシンの内容は今後徹底的に解析したいと思います」が、ひとまずざっくりと説明していきたいと思います。
「オキシトシン」の分泌の条件の一つではありますが『ふれあうとき』です。
先程の例題で「いたいの、いたいの、とんでいけ~」とありましたが、親子がなでたり、恋人同士がハグしたりです。
「オキシトシン」はすべての哺乳類がもっていますので、人とペットの触れ合いや交流でも分泌されます。
その交流の際にお互いに「癒し」「絆」が生まれます。
例えば・・・
自分が仕事で疲れて帰ってきた時に大好きなワンちゃんが走ってきて、嬉しそうにしっぽを振っていたら・・・嬉しいですよね!!
それと同じ現象が「マッサージをしている時に起こっている」のです。
ですので、「オキシトシン」が分泌される時は『ふれあうとき』
実際、人と飼い犬との間に見つめ合うと「オキシトシン」がどう分泌し変化するのか実験していました。
ペットと飼い主との絆

「ペットと飼い主とに本当に家族のような絆が存在するのか」それを証明する実験がこの日本でありましたので紹介します。
2015年 4月 麻布大学 自治医学大学 東京医療学院大学の共同研究グループの発表で
手順:一般の家庭の犬とその飼い主の30組が参加し
- イヌが飼い主を良く見つめるグループ
- イヌが飼い主をあまり見ないグループ
の2つに分け、30分間交流したのち尿検査から「オキシトシン」の濃度を測定する。
結果:良く見つめるグループはイヌと飼い主の「オキシトシン」の濃度が上昇し、あまり見つめないグループは飼い主とイヌの変化はなかった。
結論:人と犬の間にも確実な絆が存在しており、お互いを感じあえることで精神的ストレス、肉体的ストレスを緩和し幸せに過ごせることが証明された。
母性の象徴である、「オキシトシン」が分泌されるとは、「私のペットは家族です」とか「うちの子は~」とイヌと家族と思うのは科学的に見ても正しいのです。
人もそうですが、愛犬を自分の子供のように可愛がってくださいね^^b
涙は心を洗い流してくれるの??

よくポエムなどで「涙は心を洗い流す」なーんて聞いたことあるかもしれませんが、涙の種類次第では本当にそうなるのです。
結論がいいますと『感動の涙は心を癒してくれる』のです。
因みに、タマネギの涙は効果ありません(笑
なぜなら、「悲しいとき」「嬉しいとき」「悔しいとき」「怒ったとき」のように感情のうねりとともに溢れてくる涙を「情動の涙」といいます。
他にも、もう二つあって目の表面を潤しているのが「基礎分泌の涙」、ゴミやタマネギなどの刺激を受けた時にでる涙を「反射の涙」といいます。
この「情動の涙」が流れるときに『脳内物質』の「セロトニン」が分泌されて、過剰な交感神経を調整して副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを調整します。
例えば・・・
映画を見ている時に、自分の好きなキャラクターが「ここは俺にまかせて、お前は生きろ」
なーんてシーンがあった時に涙がでるのは、深く悲しい気持ちになった時に自律神経がバランスを取るために「情動の涙」を流すわけですね。
ですので、『感動の涙は心を癒してくれる』とは、「情動の涙」を流すことで、自律神経を調整してくれているのです。
やっぱりタマネギの涙では心を癒せないの??
結論からいうと『タマネギの涙では心は癒せません!』
なぜかというと・・・
タマネギを切った時に出る涙は、タマネギからでる硫化リアルが「目の粘膜を刺激することで涙を出します」。
硫化リアルにより、鼻や目に刺激を受けると「神経から粘膜を守るために、涙や鼻水出すように伝達があり」涙が出る仕組みになっています。
ですので、目に刺激が加わると「その刺激が自律神経系に伝わり、多くの量を分泌するように命令が出る為、涙が流れます」
ようは、内部的な要素ででるのが「情動の涙」で、外部的な要素ででるのが「反射の涙」となるわけです。
また、こんな研究もありました。
1985年 アメリカの生化学者 ウィリアム・H・フレイユ2世博士の実験で、被験者80人に対して実験を行いました。
手順:悲しい映画を見せて泣かせて、涙の成分を計ってみた。
結果:悲しい映画を見た人の涙には、ストレスを感じると分泌されるとACTHという副腎皮質ホルモンが多く検出された。
結論:やはり、過度のストレスや身体的な痛みを感じた時に、涙が流れることでACTHが分泌されることから精神的な痛みも肉体的痛みも和らげることができるのであった。
赤ちゃんがこけて、泣いている時に大好きなお母さんに抱きしめられると、すぐに泣き止むのは涙と愛情の相乗効果があるからですね!
まとめ

マッサージをするとなぜ気持ちいいのかは・・・
ズバリ「オキシトシンが分泌され特別な気持ちよさを感じるからです」
なぜなら、オキシトシンの分泌の条件の一つとして「身体と身体が接触し刺激を受けたとき」分泌され、その時に「ドーパミン」や「エンドルフィン」「セロトニン」が同時に分泌され脳内レベルで気持ちいいと感じるのです。
オキシトシンの分泌条件は今後徹底的に解析したいと思いますが、ひとまずざっくりと解説すると、『ふれあうとき』です。
「オキシトシン」はすべての哺乳類がもっていますので、人とペットの触れ合いや交流でも分泌されます。その交流の際にお互いに「癒し」「絆」が生まれます。
なぜなら、2015年 4月 麻布大学 自治医学大学 東京医療学院大学の共同研究グループの発表で良く見つめるグループはイヌと飼い主の「オキシトシン」の濃度が上昇し、あまり見つめないグループは飼い主とイヌの変化はなかった。
そして、人と犬の間にも確実な絆が存在しており、お互いを感じあえることで精神的ストレス、肉体的ストレスを緩和し幸せに過ごせることが証明された。
それと同じ現象が「マッサージをしている時に起こっている」のです。
ですので、リラクゼーションに来るお客様は本当の癒しを求めているので、心から相手を幸せにできる「施術」「営業」「接客」を求めるよう、このブログの内容を充実させたいと思います^^v
涙については『感動の涙は心を癒してくれる』です。
「悲しいとき」「嬉しいとき」「悔しいとき」「怒ったとき」のように感情のうねりとともに溢れてくる涙を「情動の涙」といいます。
この「情動の涙」が流れるときに『脳内物質』の「セロトニン」が分泌されて、過剰な交感神経を調整して副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを調整します。
悲しいときや怒っている時に涙がでるのは、高ぶった交感神経を抑えてくれます。
ですので、『感動の涙は心を癒してくれる』のです。
因みに「タマネギの涙」は「反射の涙」と言われていて、心を癒すとは関係ないです(笑
今回は以上となります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます^^b
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